鍼灸治療の好転反応とは?起こりやすい症状や治療前後の過ごし方を紹介
2024/01/11
鍼灸治療の好転反応とは?起こりやすい症状や治療前後の過ごし方を紹介
腰痛や肩・首こりで鍼灸治療を始める方も多いかもしれませんが、治療後にめまいや吐き気・発熱などの症状を感じたことはないでしょうか。治療後に体調不良を感じると不安になりますが、これらは身体が良い状態になろうとする際に見られる「好転反応」だといわれています。
そこで今回は、鍼灸治療の好転反応として起こりやすいといわれている症状についてご紹介します。
あわせて、好転反応がどのくらい続くのか・鍼灸治療後にどのように過ごせば良いのかなどについて触れていくので、鍼灸治療を始めたばかりの方、検討中の方はぜひ参考にしてください。
鍼灸治療の好転反応とは
鍼灸治療の好転反応とは、身体が回復に向かっている際に起こる症状とされており、めまいや発熱などの症状が出るといわれています。また、「症状が悪くなったように思わせるだましの反応」として、「瞑眩(めんげん)」と呼ばれることもあります。
鍼灸治療は、細い針を特定の部位に針入して刺激することにより、全身の血行を良くし滞っていたリンパや酸素の流れをスムーズにする効果が期待できるでしょう。その際、同時に毒素や老廃物が身体中を巡ることで吐き気などの症状を感じることが、鍼灸治療の好転反応の理由とされています。
鍼灸治療で起こりやすい好転反応・症状
鍼灸治療で起こりやすい、好転反応の症状について紹介します。
<鍼灸治療で起こりやすい好転反応>
- 症状の悪化
- めまい・吐き気
- 発熱・頭痛・咳・寒気
- 下痢
- 炎症・かゆみ・発汗
- 眠気・不眠
- 倦怠感
それぞれの症状について詳しく触れていくので、鍼灸治療の好転反応が心配な方はぜひ参考にしてください。
症状の悪化
血行が良くなり組織が正常になる過程として、治療後に症状が一時的に悪化する可能性があります。また、治療によって最も気になっていた部位の痛みが和らぐと、別の部位の痛みが気になり始める場合もあります。
さらに、身体の中に溜まっていた老廃物が肌に表れることによる、吹き出物などの肌荒れが引き起こされることもありますが、好転反応だと捉えて刺激を与えないようにしましょう。
めまい・吐き気
今まで血行が悪かった箇所が、鍼灸治療によって和らいだことによって、吐き気を感じる場合があります。女性の場合は、老廃物が溜まったことによる悪血などの症状が出る恐れもあるので注意しましょう。
同様に好転反応としてめまいを引き起こす可能性もありますが、一時的に血圧や心拍数が下がったことによる脳貧血の恐れもあるため、気になる場合は医療機関に相談することをおすすめします。
発熱・頭痛・咳
今まで溜まっていた毒素や老廃物が身体中を巡回することにより、発熱などの症状を引き起こす可能性もあります。同様に、血の巡りが良くなることで頭痛を感じる方もいるかもしれません。
また、風邪を引いている際に鍼灸治療をすることで、咳が大きく出ることもあるようですが、こちらも好転反応の症状のひとつといわれています。
下痢
鍼灸治療によって、体内に溜まった毒素や老廃物を排出する働きを促す効果も期待できるため、下痢を引き起こしてしまう恐れもあります。同様の好転反応として、尿の色が変わる・月経量が増えるなどの症状が起こる可能性も考えられます。
下痢や尿の色の変化は驚いてしまうかもしれませんが、身体の外に悪いものを追い出そうとする好転反応の可能性があるので、症状が深刻でない限りは数日経過を見守ってみましょう。
炎症・かゆみ・発汗
鍼灸治療によって血行が良くなり、施術部位に血液が集まる・神経の動きが正常になる効果が期待できるため、今まで感じにくかった痛みやかゆみを感じやすくなる可能性があります。冬にこたつやお風呂に入り、急激に身体が温まって肌がかゆくなるのと、似たような現象といわれています。
同様に施術部位が炎症を起こすことも考えられるため、気になる場合は湿布などを貼ると良いでしょう。
眠気・不眠
鍼灸治療の刺激によって自律神経が整う効果が期待できるため、身体がリラックスし強い眠気を感じる場合があります。疲れが溜まっている場合や、日頃から寝不足の方は、鍼灸治療後に眠くなる可能性があるので注意しましょう。
一方で自律神経が整うことにより、逆に眠れなくなる恐れもあるようです。眠れない場合は、スマホの長時間利用や飲酒を避け、軽いストレッチを行うなどリラックスして眠れるため環境を作りましょう。
倦怠感
鍼灸治療後は筋肉が緩み、自律神経の改善につながるといわれているので、副交感神経が優位になり倦怠感を引き起こす可能性があります。筋肉がほぐれ、今まで溜め込んできた毒素や老廃物が身体中を巡ることに対応しきれず、疲れなどの不調をきたす可能性もあります。
ウォーキングなどで倦怠感を和らげる効果が期待できるので、疲れや倦怠感が強いと思った際には軽い運動をしてみましょう。
鍼灸治療の好転反応はいつまで続く?
好転反応は、症状が出てから大体1日~3日ほどで治まるといわれています。あくまで一時的なので、症状が重いなど気になることがなければ、あまり心配する必要はないでしょう。症状に気になる点がある場合や長期間改善しない場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
鍼灸治療の好転反応が長引くケース
好転反応の症状の程度や、個人の体質・対象によっては好転反応が長引く可能性もあります。好転反応の症状が重い・3日以上続くなど、不審な点がある際は、その症状が好転反応ではない場合も考えられます。
症状が辛くて耐えられないなど異常を感じる場合は、医療機関で受診することをおすすめします。
鍼灸治療前後の過ごし方
鍼灸治療前後に、どんな過ごし方をするべきなのか紹介します。
<鍼灸治療前の過ごし方>
- 飲酒を控える
- 施術30分前の食事を控える
<鍼灸治療後の過ごし方>
- 術後は2~3時間安静にする
- 水分を多めに摂る
- 激しい運動や長湯を避ける
- 十分な睡眠を取る
鍼灸治療は血行を良くする効果が期待できます。
激しい運動や長湯などは血行を過剰に良くしてしまう可能性があり、身体に不調をきたす恐れがあるので避けましょう。
アルコール摂取で寒気や震えを引き起こす可能性もある
症状の痛みが強い方の場合、アルコール摂取や運動などによって血流が良くなると痛みを誘発、または寒気や震えを引き起こす恐れがあります。
そのため、施術後のアルコール摂取も極力控えることをおすすめします。
鍼灸治療の好転反応と混同されやすい語句
好転反応は身体が良い状態になろうとしている過程での症状とされていますが、好転反応と混同されやすく、意味が異なる語句があるので注意が必要です。
<好転反応と混同されやすい語句>
揉み返し
副作用
ここでは、揉み返しと副作用が一体どのようなものなのか解説します。
揉み返し
揉み返しは、マッサージや整体などで揉みほぐしを受けた際に、筋線維が損傷することによって起こる痛みといわれています。
筋肉痛に似た痛みであり、揉みほぐしは施術者の力加減やほぐし方が原因で引き起こされるといわれて おり、アザなどができる可能性があります。鍼灸治療であっても、刺激が強い場合は揉み返しが起こる可能性が考えられるので注意が必要です。
<h3>副作用</h3>
副作用とは、薬などの服用によって本来の目的とは異なる症状を指すといわれています。好ましくない反応を副作用と呼ぶ点が、好転反応との異なるポイントです。
副作用は薬の飲み始めに引き起こされるだけでなく、薬の量が多い場合やアレルギー反応などでも発生するとされています。
鍼灸治療にも副作用があり、血圧や心拍数の低下により脳貧血が引き起こされ、めまいや吐き気などの症状が出る恐れもあります。吐き気は好転反応にもある症状なので、症状が出てからしばらく副作用なのか好転反応なのか様子を見ることが大切です。
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鍼灸治療には、吐き気や頭痛・痛みなどの好転反応があります。好転反応とは身体が良い状態になろうとしている過程で、発生する場合がある症状です。1日~3日程度で治まるケースが多いとされています。
鍼灸治療後に不調を感じた場合は好転反応の可能性があるので、あまり心配する必要はないでしょう。症状が重い場合や3日以上長引く場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
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